ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

大学#5<和合するには、わが身をよく修めること>

こんばんは。keroyonです。

なんだか、本当にいろいろな方から★をいただき、うれしいです。ありがとうございます。

 

あと、易経の繋辞上伝は読み終わりました。上伝の後半は易の世界観みたいな感じで、おーおーっという感じではありましたが、直接生活に役立つ感じではなく…、

 

で、今日は「大学」です。

「大学 第4章」から。

 

書き下し文は

「謂わゆるその家を斉(ととの)うにはその身を脩(おさむ)るに在りとは、人はその親愛する所に之(お)いて僻(かたよ)り、その賤悪(せんお)するところに之(お)いて僻り、その畏敬する所に之いて僻り、その哀矜(あいきょう)する所に之いて僻り、そのごうだする所に之いて僻る。故に好みてもその悪を知り、悪(にく)みてもその美を知るものは、天下に鮮(すくな)し。(略)…『人はその子の悪(みにく)きを知るなく、その苗の大いなるを知るなし』と。此れを、身脩まらざればその家を斉うべからず、と謂う。」

 

金谷治先生の解説は、

「(略)人は親しみ愛するものに溺れて偏ったことをし、
自分の賤しみ憎むものにとらわれて偏ったことをし、
自分の敬いおそれるものにひかれて偏ったことをし、
自分の見下すものにとらわれて偏ったことをするものだ。

そこで、好きなあいてでも同時にその欠点をわきまえ、嫌いなあいてでも同時にその長所をわきまえるという[公正な判断ができる]人は、世界中でもまれなものである。

(略)『人はわが子[を愛するあまりにその子の]欠点に気づかず、[他家をうらやんで]わが苗の大きいことに気づかない』といわれる。
これが一身が修まらなければその家を和合することはできないということだ。[そこで、その家を和合させるには、まずわが身をよく修めることだ、と言われるのである。」

 ---

 

好きな相手でも、同時にその欠点をわきまえ、
嫌いな相手でも同時にその長所をわきまえる

 

ていうことは、「うゎー、この人、嫌なことはっきり言うなー」とか思ったときには、「いやいや、竹を割ったようなわかりやすい性格だな」とか、

「この人の考え方、共感するする!」と思ったときには、
「いやまて。100%賛成してもいいものか?」と疑う。

 

みたいな感じなのでしょうか~???
ここまで、自分の心を制御出来たら、いいですねー。…プロジェクト、シュウリョウデス…

 

『人はわが子[を愛するあまりにその子の]欠点に気づかず、[他家をうらやんで]わが苗の大きいことに気づかない』

うゎ~、耳が痛いです。

 

和合への道は遠い…。

 

日々、ぼちぼちがんばります。
少しずつでも前に進めば、いつかは!ね?

 

ではまた明日~。がんばりませう🍀🍀🍀

 

 ※出展:岩波書店 「大学・中庸」 訳注者:金谷治 

 

大学・中庸 (ワイド版岩波文庫)

大学・中庸 (ワイド版岩波文庫)