おはようございます。keroyonです。
昨日、「みなもすなる『ブックマークボタン』といふものを、わたしもしてみむとてするなり。」と、ボタンのカスタマイズに挑戦。
四苦八苦してつけたところはよかったのですが、カウンタはうまく動かないし、スマホ表示はよくわからず…。
結局、デフォルトのはてブボタンは復活させました。
…スマホからはてブできなくなっちゃってたから…。
だから、PC表示だとダブっていてかっこ悪いです。ここも日々精進ですね。
今日は、詩経#3です。
徳のない為政者への怨みつらみばっかりかと思えば、意外とそうでないところが、詩経のすばらしい、奥深いところだなとびっくりした詩です。
「国風 召南」編から「甘棠(かんとう)」です。
甘棠
こまやかに茂るやまなしや
枝も剪(き)るなよ木も伐(き)るな
召伯様のお舎(やど)り所
こまやかに茂るやまなしや
枝も剪(き)るなよ木も折るな
召伯様のお休み所
こまやかに茂るやまなしや
枝も剪(き)るなよ根も抜くな
召伯様のお泊り所
*召伯の徳を讃える歌。召伯が村をめぐって、ある時甘棠(かんとう)の下にやどった。(略)召伯は地方をめぐって男女の訴訟を聞いたが、百姓を煩わせるのをさけて、わざと小さな棠樹のしたにやどって裁判したのだという。国人はその徳を慕って、その木を尊んだ。一種の神木のように敬ったのである。(略)
ちなみに、召伯は…、
詩経#2で出てきた周公と時代がかぶっているのね。
召公、周召公、召康公または召伯とよばれる。(略)
周公旦と殷の支配域を陝邑(現在の河南省三門峡市陝州区(旧陝県)一帯)で二分して、陝東を周公旦の管理とし、陝西を召公奭の管理とした。
召公セキ - Wikipedia(18/3/22)より
甘棠(かんとう)は、
「甘棠」はからなし、りんごの木のこと。
「甘棠之愛」(かんとうのあい)の意味(18/3/22)より
…漢字検定1級の熟語になってるくらい、有名な故事なのね。
漢検も奥が深いですね…。
多分、「四書五経」を科挙のために勉強したような、賢い人たちだったらこの詩を
「召伯のような人になろう」
と考えたり、教えたりしたんだろうな。
でもkeroyonはただの庶民です。
だから、こんな庶民になりたいなーと思いました。
指導者や上司、先輩のアドバイスをニュートラルに聞き、冷静に判断し、評価できる庶民。
そして、導いてくれた人生の先輩へは素直に感謝したい。
アドバイスって、得てして嫌な思いをすることが多いから、なかなか素直に聞けないんです。
だから、この詩を書いた名もなき農民(じゃないかもしれないけど)がすごいなーと思ったのでした。
今週は昨日が祝日だったから、もう木曜日ですね。
読んでくださった方へ、今日も良い日になりますように~🍀🍀🍀
※タイトルと内容を少し変更しました。18/3/22お昼