ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

人生を変える授業の話。うちの子の場合。

こんにちは。keroyonです。

昨日のツイを何気なしに見ていたら、こんなつぶやきが流れてきました。

 詳細は長いのでこのリンクから確認していただくとして、簡単?にまとめると、

『お金持ちになるゲーム』
チームごとに『お金』を製造し、制限時間内に最も多くお金を稼いだチームの勝ち。
ただし、守るべきルールは以下の通り。

ルール説明①
・紙に『1000円』と書いて10cm×5cmに切り取った物を1000円と見なす。
・紙に『500円』と書いて直径3cmの円形に切り抜いたものを500円と見なす。
・規定より5mm以上小さかったり大きかったりするお金は無効。
・1時間後に最も多くのお金を保持していたチームの勝利。

・それぞれのチームには紙を無制限で支給する。
・ハサミ、鉛筆、定規、コンパスなどの道具はランダムで1チーム2つづつ支給する。
・各チーム1回づつ先生から『情報』を聞くことができる。
・製造したお金は自由に使用しても構わない。
・ルールに無いことは何をやってもOK。

 


『鉛筆2本とハサミを交換しない?』
『1分につき5000円あげるから、ヒマそうな2人をウチで働かせてよ』
等、周りと協力したり、効率的に紙幣を増やす方法を考える。

そして結果は、

『普通のチーム:どうすれば速くお金を製造できるかだけを考えて、努力だけでお金持ちになろうとした』
『優秀なチーム:お金を出して労働力を雇ったり、情報を売買したり、他チームを子会社化したり…要するにルールの抜け穴を探してアイディアで稼いだ。』
『1位のCチーム:特に代表者Cほどの奴は数年に1人いるかどうかってレベルだ』

 

 

Cは最初、他のチームと同じように紙幣を発行していた。
しかし『このままだと勝てない』と気づき、対策を打つ。

 

Cは他のチームから1000円で買い取った道具を2000円で売り払ったり、1分1000円で雇った人を他のチームに1分3000円で貸出したりし始めた。

 

さらにCは、Dチーム・Eチーム・Fチームを上手く言いくるめ、彼らが製造した紙幣をすべてCチームに上納する仕組みまで作った。3チームは最下位になった瞬間に本気で驚いていたから『Cに従えば最終的に儲かる』と思い込んでいたことは間違いない。

 

そして極めつけは、Cが『革命』の話をでっち上げたことだった。

先生が与えた情報は、全チーム共通で『生ハムにクリームチーズ巻くと美味い』というクソ情報だ。

しかしCはさも重要な情報を聞いたフリをして他チームに近づき、嘘の情報(『後半10分で革命が起こり、1000円よりも500円の価値のほうが高くなる』)と引き換えに多額の紙幣を奪っていった。

しかもCの情報を信じてしまったチームは、起こるはずもない『革命』を信じて500円を作り続ける。

Cの情報のせいで、今まで誰も使っていなかったコンパスの価値まで跳ね上がっていた。Cはあらかじめ全チームからコンパスを買い取って大量に保持し、各チームがCから高額でコンパスを買い戻した。

 

こうしてCチームは、他チームから効率的に紙幣を吸収することで大富豪に成り上がっていった。

 

読んで感動した私は、子どもにこの話をしてみた。
そしたら、小学6年の何かの授業で似たようなゲームをしたらしい。

 

そういえば、「『お金持ちになるゲーム』をした」と聞いた気もする。その時は、「発展途上国の(貧しい)グループの出発だったけど、クラスで一番の先進国になった!」と珍しく学校の話をしたものだから、なんとなく記憶していたんだけど、その話だったんだ。

 

詳しく聞いたら、「僕の時は紙も決められた枚数しかなかった」とか微妙にルールは違うようだが、「ぼくも道具を転売したり、又貸しして儲けたりしたよー」だそう。

 

すごいなー。私より才能あるよー。
すかさず一言。

 

「老後になったら、食わしておくれよ。よろしくね。」

 

keroyon

 

追記:ここですごいことになってたことに今気づきました。

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