keroyonの『精進なんてやーめた』日記

精進はとうの昔に諦めた、忘れん坊の備忘録。あることないこと?晒してます。

手を着けたから(に)はやり遂げるまではやめない、という努力。<礼記#6>

おはようございます、keroyonです。

 

一昨々日のエントリも、一昨日のエントリも、もっと補足しないとな…と思いながら、今日は「温故知新プロジェクト」。

 

礼記」の、どうしても忘れたくなかったところをメモ。長いです…すみません。

礼記  中庸 第31より

 

(略)およそ、天下国家を治めるには九つの原則がある。
すなわち身を修めること、賢人を尊ぶこと、親兄弟に親和すること、大臣を敬うこと、群臣をわが手足のごとくにすること、庶民をわが子のごとくすること、百工(種々の工人)をしてわが国を慕い集まらしめること、遠方の人を手なずけること、諸侯を心服させること、この九つである。

 

(略*1)

 

(では右の九つの原則を実現するにはどうするか、というに。)
常に祭りに臨む時のように心身を清め、服装を正しくして、礼に背くことは一言一行もしない、というように心がける、これが修身の法である。

 

 口がうまくて人をそしり、顔つきがにこやかで腹の黒いものは遠ざけ、品物は惜しまず人の才徳を尊ぶようにする、これが人々を励まして賢能となるべく努力せしめる方法である。

 

 また親兄弟に対しては、できるだけ良い待遇を与え、気持ちの中まで察してやる、これがやがては親類縁者全てを和合させる方法である。

 

 また大臣たちには部下を多くして職務の執行に便利を計ってやる、これが大臣たちを大いに働かせる方法である。

 

一般の士に対しては、かれらの人物をよく見分け、誠実のものには禄を厚くする、これがかれらをまじめに努力せしめる方法である。

 

 税を薄くし、労役は農閑のときにする、これが農民を喜ばせる方法である。

 

火を定めてその者の仕事の成績を調べ、それと報酬が正しく釣り合うようにする、これが百工を熱心に働かせるほうほうである。

 

 来た時は迎えに出て、帰るときは見送り、功を賞し、失敗は慰める、これが遠方の人々を手なづける方法である。

 

 絶えた家筋を起こし、滅んだ国を立て直し、危難を救い、挨拶に来るのは定めの時に限り、こちらから出向く時には厚く物を与え、来る時には貢ぎ物を少なくさせる、これが諸侯を心服させる方法である。

 

 

 このように天下国家を治めるための九つの原則があるが、(要するに)これを実行する上の根本の心がけは一つ「誠」である。(略)

 

◯誠は天の道である。そして誠を実行するのが人の道である。

(略)

 すなわち一般の人々の修養の方法は、まず博く学んで知を蓄え、熱心に問うて疑いを解き、落ち着いて考えて道理を覚る、という順序を取る。

 

 次に(実際問題にあたっては)自分の進む道を明確に見定め、篤実に実行して行くのであって、(略)一旦関わりを持ったからは、それを理解し、実行しなくてはやめないのである。そして、もし他人が一度でわかるのに自分は十度かかるとしても、手を着けたからはやり遂げるまではやめない、という努力をするべきである。もしこの努力ができたならば、はじめは愚人でもついには知者となり、始めは柔弱な人も、ついには剛毅のひととなるであろう。(略)

 ※改行を変更してます。漢字も平仮名にしたり、(変換ミスも!?)変更してます。

 

心に響くなぁと思ったら、少し前の「神様を振り向かせる方法」にもつながる話だった…ね。

神様に振り向いてもらうには。 - keroyonの『精進なんてやーめた』日記

 

こういう話、色々な人が同じこと言ってるそうで、

まぁ当然ですわな。紀元前の孔子さまも言及してるので。
先日のツイでは、「100番煎じ」位かと思ったのですが、「10000000煎じ」位かもね…。

 

礼記、もうすぐ読み終わります。
礼記って、「人生の節目でどうする」とか「人をお迎えするときには」とか、とても具体的にどうするこうするって書いてあるんだけど、「無理してすることはない」みたいな注記もあって、 

恭倹荘敬(人に対しては恭(うやうや)しく、みずからの態度はおもおもしいこと)は『礼』の教えである。

(略)

礼の失は煩(こまかい礼儀作法にうるさい)。

この一文も「礼記」の中にあるのですが、こまかい礼儀作法にこだわりすぎるのではなく、「臨機応変、状況に合わせてもよろし。気持ち?を大事にすべき」みたいな暖かな何かが根底にあるような気がして、「ざっとだけど、読んでよかったなぁ」。

 

実は「礼記」の中に「大学」や「中庸」っていう項目があって、同じ文章が…。
全く同じか確認してないけど、四書は五経のエッセンスをまとめたものなのかななぁと思いました。

 

さて、次はどうしようかなぁ。
書経」と「春秋」が未読だけど、細かい歴史書っぽくて、読める気がしない…。

 

いよいよブログ終了近し!?
Keroyon

 

*1 ここで略した内容も、やっぱり後日記録したい…。

 

 

引用:竹内照夫 訳(礼記)、平凡社「中国古典文学全集3 論語 孟子 荀子 礼記(抄)」

 

中国古典文学大系 (3)

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