「生まれてすみません」(松子が壁に書いた言葉)
「(幸せは)人に何をしてもらったかでなくて、何をしてあげたか」(松子)
「龍さんは、おばさん(松子)のことを『神』といった。おばさんは人を愛し、喜ばせ、でも自分はぼろぼろで不幸せで見た目も全然いけてなくて。
そんな不器用な神さまは、信じていいと思う」(松子の甥、笙の言葉)
「もう何も信じない、誰も信じない、もう誰も立ち入らせない」(松子)
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おはようございます、keroyonです。
だーだー書きました。
昨日みた「嫌われ松子の一生(映画)」のセリフから。
…でも見ながら文字を起こしたので、曖昧です。
ほんとに見てよかったです。(涙)
松子は、不器用で、いろいろうまくいかなくって、全然幸せそうじゃないんだけど、とにかく一生懸命生きてた。
自分の人生を生きることで一杯一杯で、周りの人が松子のことをフォローしたり心配してくれてるのに気づいてない。
松子は、周りの人を幸せにしているのに、それも気付いてない。生きてる間は。
ラストの階段を上る時には、感じてるんだろうな。
「意外と楽しい人生だった」って。
不器用な人生も、信じて裏切られても、一生懸命の人生っていいなぁと思えた。
なんだか私みたい。
私の方が松子より100倍まし。松子みたいな人生もそれはそれでおもしろいやん。
心洗われた。ほんとによかった。
私はなんだか前向きにも後ろ向きにも、人生をとらえることができなくて、
気持ちが落っこちた時には、足元だけみてその場足踏みをしようと考えてる。
前に行くでもなく、後ろに下がるでもなく、その場で。
前見てなかったら、はっと目の前に壁。
明日、身内が入院する日だった…。覚えてなくてだいぶ引かれています…。(>_<)
一休宗純の言葉、
「有漏路より無漏路へ帰る一休み、雨ふらば降れ風ふかば吹け」
とにかく、雨が降ろうが、風が吹こうが、気にせず足踏みしようと。
ぼろぼろでも、身なりはいけてなくても、足踏みしてれば、気がついたら無漏路の入り口なんてこともあるのかなぁ。
と、ぼーっと考えていました。
松子の人生がありなら、たまーには前を覗いてみてもいいかな。
keroyon
追記:主演の中谷美紀、この映画の撮影で相当苦労したみたい。松子の一生と中谷美紀の苦労、監督の気合が結集してるからグッとくるのかな。
気合の入った仕事って気持ちいい。そういうの、大事にしたいな。と思いました。