ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

昨日のよかった。<読み聞かせ講習会に参加して>

おはよございます、keroyonです。
昨日読み聞かせの講習会に行ってきました。

 

地域の小学校での読み聞かせなのですが、最近やる気がなくなっていて…。

在学中の保護者はほぼ共働きなのか新規加入がなく、いたメンバーは、体調不良や親の介護、再就職など軒並み辞めていく…。
のほほんといつものように「当番はいつでもいいですぅ」と希望を書いていたら、今までは月一だったのが今年は三回もあったりして…(>_<)。


やっつけ仕事では、聞いてもらう子どもたちにも申し訳ないし、とボランティアを「辞める気合」で行きました…。

 

が、

 

先生の熱意に押され、教材の「ソメコとオニ」を読み始めたら…、
自分の中でソメコが踊りだすし、オニがうろたえてるし。
最後のオニの手紙は「オニの気持ちで読むのか、ソメコのお父うの気持ちで読んでも、おもしろいのでは?」なんて考えだしたら止まらない。

 

全然「辞める」なんて言えなかった…。
そしてまたしばらく続けることに。いつもこんな感じ…。

 

折角なので先生の熱い思いを忘れることがないよう、記録しておく。
普段、朗読についてなにも勉強してないシロートなので、「そんな基本的なことを…」というご意見もあるかと思います。そこはご容赦を。

 

先生は役者の勉強もされていたのか?、表現の熱い方でした。
お互いの自己紹介もなしで、とにかく読み・読み・読み…(+_+)。

忘れないように指摘事項を書いておく。(ほんとに備忘メモ…)

  • 自分に向かって語り落とすのではなく、相手に向かって語りかけることが大切
    聞いてる人に伝えるには、相当思い込むこと、表現は大げさでもちょうどいい。
  • テンポに気を付ける。みなさん読みが速すぎる。
    言葉一語一語の意味をかみしめて読んだら、そんなに早く読むことはできない。
  • アクセント・イントネーション・母音の無声化などに注意する。
    「ひとり→htori」「すこし→skoshi」等。
    アクセント辞典を見ると〇印で記載あるそう。(未確認)
  • 段落の中での重要な語句の抜き出しと気づかい
  • 呼吸法。腹から声を出す。喉だけの声では表現の幅が小さくなる。お腹を使うことで、お腹~喉の声と表現の幅が広がる。
    腹から出すと説得力のある声に自然となる。
  • 語尾の納め方。語尾を聞き手に渡す感じ。
  • 一文のなかでも後ろへ行けば行くほど聞き手の印象が薄まるので、クレッシェンド気味!?で普通。大切にしたい語句は特に高めに持ってくる。
  • 大切な語句は「力をこめる」のではなく、「音程を高く」。
    力をこめると声が潜って余計に伝わらない。
  • セリフの表情は、「男・女」「大人・子ども」程度の読み分けで充分。ソメコとオニは二人しか出てこないからキャラを立てられるが、10人も出てくるお話等では、キャラ立てにそもそも限界がある。
  • 「あちサ行け、あちサ」の部分は、どこに行ってほしいか想像しながら話すと伝わりやすい。
  • 言葉には表情がある。そのまま出せばいい。「おもしろい」「夢中」
  • 「チョコマカとはねてまわった」等「はねてまわった」と書いた意味を考える。
    「まわった」を「はねて」にくっつけるだけの意味のない言葉ならば「チョコマカとはねた」でいいわけで、「まわった」をつけた意味があるはず。一語一語をきちんと表現する。
  • 朗読している最中、休んでいい言葉はない。←私の「休む場所ないですね…」の感想に対し。

こんな感じでした。
私の受け取り方が間違ってることもあると思いますが、私はこんな風に感じました。

私自身がブログでテキストを晒すようになって、ただ「シロートが文字をかく」だけだけれど、シロートでさえ内容や表現、配置も一応気にしているんだから、プロの物書きの人の言葉への思いは相当の覚悟があるはずだし、それには敬意をもって扱うべきものだなぁと、思いを新たにした講習会でした。

 

忘れないように書きました。
これまでは当番前に3~5回黙読・音読するくらいで本番だったけど、時間をかけて読み込みたいなぁとふんわり決意。

 

もつかなぁ。決意すらも忘れそう。

 

keroyon

 

ソメコとオニ (岩崎創作絵本)

ソメコとオニ (岩崎創作絵本)