ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

続「青おに」。きちんと人の話を聴いたほうがいいと思った理由。

おはよございます、keroyonです。
先日「青おに」の話をかいてから、ぼーっと考えておりました。なかなか人の意見に耳を傾けることができない頑固者のkeroyonですが、あるドラマの一シーンが転機だったなぁと。

それは…、

 

宮廷女官チャングムの誓い」の「お水を持ってくるシーン」。

内容はこちらのサイトが詳しかったので、こちらから抜粋・要約させていただきました。

宮廷女官チャングムの誓い 4話 母の教え | 散る花と 咲く花が いつもここにある(181221引用・要約)

ハン尚宮チャングムに“飲み水を持って来なさい”と命じる。チャングムは、白い器を用意して水瓶から水をくみ持って来た。持って来るとすぐに、ハン尚宮はやり直しを命じる。

何度持ってきても、すぐにやり直しなさいと言われてしまうチャングムには 何が悪いのかまったく分からなかった。どんな水を持って行ってもダメだと思ったチャングムは お湯を持って行く。しかしハン尚宮は 器を見向きもせず“もう一度”と言うばかり…

その頃 宮殿には黄砂が吹き荒れていた 。

大鍋にお湯をいっぱい沸かせて、器をあらうチャングム

『黄砂のせいか 井戸水に泥が混じっているので、一度沸かした水で洗っております でも冷めないと食材は洗えないので…』

『母が 黄砂だと井戸水に泥が混じり そのまま料理に使うと臭ううえにすぐに傷んでしまうからと お湯を沸かしてから使っていました。“皆がこの簡単なことを知らないから 長雨や黄砂の時に疫病が流行るんだ” と母から教わりました』

ハン尚宮は このチャングムの行いに感心する。

 

『水を持って来なさい』

『……どうしてそればかりなのですか?熱いお湯でもダメ 冷たいお水でもダメ 木の葉を浮かべてみてもダメでした』

『考えればちゃんと分かるはずよ お前はなぜ泥水を沸かしたの?』

『それは お母さんがいつもそうしていたのを見ていたから…』

『お母様は なぜそうなさったと思う?』

『泥水を飲んで私が具合を悪くするといけないから… あっ!』

何かをひらめいたチャングム…!

 

ハン尚宮は もう一度 期待を込めてチャングムに言った。

チャングム 水を持ってきてくれるかい?』

『尚宮様!おなかは痛くはございませんか?』

『大丈夫』

『あの 今日はお通じがございましたか?』

『ええ あったわ』

『それでは 喉が痛い時はございませんか?』

『喉が痛いことは よくあるわね』

チャングムは嬉々として水を汲みに出て行った。

その様子を見て、ハン尚宮はようやく満足そうに微笑むのだった。

 

チャングムが持って来た器を 初めて手に取るハン尚宮

『温かいお湯に 塩をひとつまみ入れてあります。一度に飲み干さず お茶を飲むようにゆっくりとどうぞ』

『ええ ありがとう』

ハン尚宮は 水を一杯持って来るにしても 飲む相手のことを気遣う心が、料理をする上でも重要だと話す。

食べる人の体調や好物、嫌いな物、体が受けつけるもの、つけない物、すべてを考えることが料理の心得であり、たとえ1杯の水でも器に盛られた瞬間から“料理”になると説く。

“料理は人への気持ち”だということを、すでにチャングムは母から教えられていた。

 

 

ドラマ「チャングムの誓い」は、私が韓ドラにはまったきっかけ。母業が板につかず、悲しみに暮れていた!?ときに、「母とは何たるか」を教えられ何度勇気づけられたことか。

私は「言わなくても気付く」ことが理想だと思っていたのですが、このエピソードを見て「聞いていいんだ」「聞いた方がいいんだ」と、人生がひっくり返った気がしました。

 

だから、しっかり聞こうと。
#できてないけど。

 

そういえば先日会社に銀行の営業さんがあいさつに。投資信託を売りたいみたいね。
私にも「どうですか」なんてふってきたから、「パート主婦の月5000円は、痛いんですよ~」なんて言っていたら、「ある程度リスクをとらないと増えませんから」などと引き下がらない。

「じゃ、あなたが私に月5000円投資しませんか?私の名前で積み立てて、利益を半分私に戴ければいいんで。損した時も痛み分けでどうですか?」

といったら、帰っていった。
営業さんの売りたい気持ちは私にはわかるけど、営業さんは私の何も知らないから…、

 

勝った。

 

keroyon

 

追記:私が本当に価値があると思えば、月5000円は支払えるかもね。がんばってね、営業さん!

 

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