おはよございます、keroyonです。
「3.9+5.1=9.0は、不正解である」の話を、敢えてこのタイミングで(^-^;。
昨日、迷人(id:mayou_hito)さんのツイで見かけてね、
普段、長さをはかることが多いkeroyon的にはね、こんな印象。
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3.9+5.1=9 → 9ってさ、8.5~9.4まで取り得るじゃない?だから、3.9と5.1等こまい目盛りをせっかく読んでくれたのに、その測定者の努力を無にする不届きものだと。
円周率はいいんだよ、3でも。
例えば布で水筒のケースをつくるとする。
底の円を布から裁つときにね、コンパスとか使わないわけ。チャコペンが使えるコンパスなんて持ってないから。およその点を定規でとって、フリーハンドでちゃちゃっと描く。もしコンパスとか使ってきれいな〇を書いたって、縫い代見込んでるし、切る時にずれちゃうし、ミシンで縫うときなんてさらにずれずれ。←私が下手だから。
そんな誤差の多い丸を書くのに、側面の布の辺の長さの計算は円周率は3で充分よ。縫いながら水筒に合わせて多少のサイズ調整もできる。
あえて小数点1桁まで測ってるってことは、そこに意味があるから、現場で測りにくい体勢なのに、測定者が目を凝らして目盛りを見たんじゃないかと思うんですよね。事務所に帰ってきて数字を足す瞬間、無視はないだろと思ったわけです。アレ?
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で、そこらへんにいた中学生に聞いてみた。すると、
「それ、数学?理科?」
「えっ?」
「数学なら9かな。理科なら9.0」
「どうして?」
「理科で扱う数字はさ、長さとか重さとか、数字に意味があるでしょ。それに小数点以下何桁とか有効数字の指定があるよ。数学で扱う数字には純粋な数字だから『.0』は『ゼロで無』だからわざわざ書くのは鉛筆の芯の無駄」
ほほぅー、なんだかミョーに納得。
結構感動しました。ん?少し論旨とは、ずれてるかな。
このエントリ書くためにね、元ネタを引用しようと、ツイッタをたどってみた。
この記事より前は、リプっぽいツイしかなくて本当はもっと古いつぶやきだったんだと思われます。これですら2016/11/19だった…。
このネタに行き着くまでにいろいろな意見を眺めてた。
「小学生時代はプロセスを重視するから」とか、「この先生無知だろ」とか、「こんな教育イカンだろ」とか、「いろんなレベルの子供がいるので『どちらでもよい』という回答を説明するのが難しい」とか。
が、フィールズ賞の森重文氏の「どちらもOK」という意見の次くらいに、そこらへんの中学生の「数学と理科で違う」という考え方に感動…。
養ってもらおう。
keroyon