たまたまyoutubeでのだめカンタービレの最終回を見た。
涙が出た。
先日終わった演奏会。主要なメンバーが引退し、存続が危ぶまれている。
とりあえず毎年、ボランティアで参加しているクリスマスイベントは、断らないことに決まったけれど、まだ参加要請があるのか否か、具体的な予定は見えて来ない…。
私って、目的がないと、何もできない種類のいきものだと気づきました。
目の前のニンジンがなくなって、開放感を堪能したのもつかの間、寂しさを覚える自分。
そんな中、たまたま偶然youtubeにおすすめされた、のだめの最終回。
オーボエのヤスとピアノ伴奏のターニャがコンクールに向かう電車の中での1シーンです。
何百年も前に記された音符が、
生まれた場所も
性別も
目の色も
何もかも違う二人に、同じ音を思い描かせる。
わかりあえないと思った人と
たった一音で
わかりあったり
ひかれあったり…
あぁ、そうだ。
休憩時間など、何を話せばいいのかわからない。
親子ほど違う年齢に、
生まれ育った環境も、性格も、全く違うのに、
同じ音を奏で、
話したこともない、もしかすると顔も知らない、他パートの人の音と合わせる。
ここはティンパニからテンポをもらって。(英雄の生涯戦いの後のヴィオラが裸になるところ)
ここはホルンに音を寄せて。(ブラームスの交響曲2番一楽章の変なリズムのところ…)
ここはクラリネットが自由に歌いたいだろうから、揺らぎにぴったり音をはめてあげたい。(ラフマニノフの交響曲2番3楽章)
などなど。
音がハマると不思議に心が通じ合う。
そして一つになる。
不思議な感覚。
またやりたいな。
無理ない程度にね…🍀
keroyon