こんにちは、keroyonです。
この頃、「今」をこなすために、すごーく目標を下げてます。
その詳細?はこちら。
タスクに対する完成度の目標を下げる(既に目標値30点だから10点?10点満点かw)
こんな気持ちで次の演奏会の仕込みをしているのですが…、昨日おこだでました。*1
なんだか、事故がいろいろ積み重なり…。いや、仕込まれた事故だ。なるべくして起こった。
- リーダーのご家族の具合がよくなく、練習を欠席され、
- 急遽リーダーの席に座った方の楽譜が、指示事項や運弓の記入がなく、
↑リーダーが落ち着かないとパートがまとまらないので私の楽譜と交換する。 - そもそも私は欠席する予定だったので、1週間まったく仕込んでいなかった。
- 指揮者の先生は、Rシュトラウスが大好き
先生が、指揮棒を投げそうになった…w。
今仕込んでいるのはこの曲。
技術的にもオーケストラにとって演奏困難な曲の一つに数えられており
どちらかというと、ベートーベンやブラームスがお好みのkeroyonは、Rシュトラウスは未知の世界。出会いを楽しみにする…というレベルの話ではない。
ヴィオラは「ハ音記号」という特殊な記号で、「ト音記号」と「ヘ音記号」の中間をウロウロしているのですが、この曲楽譜の半分がト音記号…w。
赤枠は「ハ音記号」緑枠は「ト音記号」。普通はこのように、
- ト音記号→ハ音記号になると見た目が上がり、
- ハ音記号→ト音記号になると下がるはずなのです。
(表示音域がトの方が高いので相対的にね。)
↓これは1のパターン。
緑がト音記号、赤が貼lハ音記号。同じ音を表記しています。ハ音記号の方が上に来てます。普通です。
しかしこれ。
緑の音符の方が上に…。
ト音記号の音符の方が、高くなっとるやん!
そこで心が動揺し、楽譜から眼が楽器から指が落ちる。そんなステキナ曲なのです。
だから100点満点だけど、さも10点満点かの如く目標を下げ、「少しでも弾けたら、また上手になっちゃうかも?!」と、認知を歪めて仕込んでいたのです。
ところが、先日バレてしまいました。
指揮者の先生はRシュトラウスが大好きだそうです。そしてこの曲はRシュトラウスが集大成として作曲した交響詩だそう。
再現部とコーダの前半部分に相当する。ホルンにより交響詩「ドン・ファン」のテーマが、弦により交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」のテーマが奏され、引き続いて「死と変容」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」「マクベス」「ドン・キホーテ」など、それまでのシュトラウスの作品が次々と回想される。次第にテンポがゆっくりになり、英雄は自己の内部を見つめるようになる。
英雄の生涯 - Wikipedia (190128引用)
指揮者の先生には「この曲のここを、こう表現したい!」ってものがたくさんあるのに、入りが違う、リズムが違う…w。曲の体を成していない。
先生の名前を載せて宣伝してるし、先生のお弟子さん方も聴きに来るかも。
わざわざチケットを購入して聴きに来てくださるお客様もいる。
楽譜に書き込みがないとか製本されてないとか、マジ論外。そんなことしてあったって、音符が読めてない、入る場所がわからない、他パートとの絡みがわかんない私も、言語道断。
ほんとに失礼な話だ。>自戒。自戒。自戒。
そして譜面を用意してない後輩に毒を。申し訳ない。自分を棚に上げてます。
Rシュトラウスさんも天国で泣いてるよ。グスっ(>_<)。
寝ないでべんきょしないと追いつかないよ…いや、寝るけど。出来るところまでばんばろう。
今日から気合を入れたいと思う。。。
keroyon
*1: