ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

兄弟子と、秋葉原の「おやじ」の話。

ふと思い出した、セピア色の思い出です。


私が新入社員だったときのグループは私を含め3人。
10上と5上の兄弟子でした。
兄弟子含め、課内の人間関係はとても恵まれていて、暖かかった。

 

真ん中の兄が、クイズ番組の公開録音に応募して、
グループ3人!が15分ごと時間差で会社を出、
最寄りの駅で集合し、放送局へ出かけたり。←あぁ暴露っ(笑)

そのクイズ番組は、観客もペーパーテストを受験して、
成績優秀者が発表された。

3位が次男、1位が長男。
頼れる兄弟子たちでした。

いろいろな事情から、私はその会社を退職。

何年か経ち、慣れない事務職で窒息しそうだった頃、助けてくれたのは一番上の兄弟子。渡りに船の仕事の誘い。本当にありがたかったし、ワクワクする仕事だった。

 

楽しい仕事はじき終わり、またほそぼそと暮らす私。
たまたま私が東京に行く用事があったので、上の兄弟子に連絡してみた。

 

「お時間ありましたら、食事ご一緒していただけます?」

 

私が東京の会社を辞めてから、かれこれ20年もたっている。同じグループだった3人は仕事も場所も、全くバラバラになっていて、お会いできたのは上の兄弟子だけでした。

 

その時、予約してくれていたお店がこちら。
秋葉原・岩本町のおやじ。

tabelog.com

 

店名は覚えてなかったけれど、特徴的な入口、階段、室内の写真と、刺身の切り方・盛り方をみて、すぐ「ここ」だとわかった!

 

兄弟子の行きつけだったようです。ほぼ注文はおまかせだったのですが、私がひとつ、壁のメニューから「なにか」を頼もうとしたら、

 

「それはおいしくないからやめときなっ!」

と、店主w

 

美味しくないもの、メニューに掲げとくなんてー( ;∀;)。

 

不思議な店主のキャラクターと、そんなお店が大好きな、日本刀のような仕事をする、ナマケモノの風貌の兄弟子が、私の心にくっきり刻まれた瞬間でした。

 

お元気でしょうか?
「定年したら田舎に戻り隠居する」とおっしゃってましたが、田舎に引っ越しされたのでしょうか。

 

ほんとに飾らない、気さく?奇策?なお店です。
代わりにどなたか、私の思い出を訪ねてみてください。

keroyon