ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

その「叱り」は、世の中の役に立ってますか?

そこらへんにいる高校生との会話。

「黒いテキスト、みてない?知らん??」

 

床に落ちてた置いてあった黒いテキスト、今、手に持っとるやん。

「それちゃうの?」
「いや、コレと同じシリーズのやつ」 

 

そんなんしらんわ。
「テーブルの辺りにあったんちゃう?」←でまかせ。 

 

「あった!」(キセキや、テーブルの近くにあったらしい)

 

「(A)」

さて、Aに入る次に続く言葉を、下から選んでください。

  1. 私知らんし。ほったらかしにしとくから自業自得や。こんな忙しい時間に…ブツブツ
  2. 見つかってよかったね。次はなくならんようにしまっといてね。

 

導入、長すぎ。

最近「聞かれること」についていろいろ考える。

 

今までは、1だった。そしてキーキー怒ってた。

忙しいときに質問されたりすると「今忙しいから」「ごめ~ん、後にして」「…(質問できない雰囲気を背中から醸し出す)…」などと逃げてきた。

 

最近わかったことは、
どっちの対応をしても片付けるヒトにならないってこと。自爆。(←うちの子の場合)
だったら2で、気持ちよく朝送り出したほうが得策じゃん?と思う今日このごろ。

***

ご存知だと思うのですが、学習理論に、正の強化、負の強化、消去ってあるらしい。

  1. 正の強化:良い行動を褒めて出現回数を増やす。
  2. 負の強化:よくない行動を諌めて、出現回数を減らす
  3. 消去:行動を無視して、出現回数を減らす

1と3は副作用がないけれど、2には即効性があるが副作用もある。
…なんだか意味合いが少し違うけど、大筋は外していないのでこんな感じで許してください。

 

罰を与えて行動を減らす、2の副作用は、

  • 叱られ慣れちゃうと効き目がなくなり、罰がエスカレートする可能性がある。
  • 「叱られるからしない」等、理由がすりかわっちゃうから。
    ←叱る人がいなくなれば行動するし、隠れてすることになるかも。

冒頭のケースで「片付けてないからダメだ。片付けろ!」と叱ったところで、すでに耳にはタコができてて大きく育ち、耳の穴がふさがっていて、私の声など聞こえないのです…w。

 

そう思ったら、「叱って、自分の心も痛めるような、世の中の役に立たないエネルギーの消費」というアホな行動は、自分の中で出現回数が減った気がします。

 

対策は簡単です。

  • いいことしたら、べた褒める。
  • 変なこと始めたらひたすら無視(笑)。←危ないことは伝えます。

「聞く耳を持つ」っていうのは、仕事にも前向きに効いている感じがします。

 

4年も心理学を通信学習してる割に、成果はコレくらい(笑)。編入なのにまだ卒業できません。…さ、レポート提出するために放送聞かないとね。じゃね。

 

keroyon

 

追伸:「叱る」の英語を調べると、95もでてきた。日本語だと怒る、叱る、注意するくらいしか思い出せない。こんなに表現の幅が少ないなんて、日本って叱り方について気にしない文化なのかなあと思いました。

叱るの英訳|英辞郎 on the WEB:アルク