ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

自分を守ることとルールを守ること。

おはよございます、keroyonです。
会社の同僚が、たぶん今日から会社をやめた。

日本語、変ですね。

 

その会社は、おそらくいわゆるブラック企業。有給ってあるの?て感じです。いや、あるんだけど、盆暮れ正月にどれだけ充当されてるのか、各個人にどれだけ付与されているのか、申請の仕方などが説明・明記がなく、なーなーなのだな。

そして、その同僚は3月末で退職することは決まっていた。

同僚は前職できちんとした会社に努めていて「有給付与のなーなーさ」がとにかく嫌だったようだ。ま、そりゃそうだ。

私は彼女の思う丈をいろいろ聞きながら「買い取りを提案してもいいよね」「自分の思う通り言ってみたほうがいいよ」と応援するような、突き放すような、そんな立場をとっていた。

 

そして昨日の昼、彼女は「死なばもろとも」の気合で、有給について「何日残っているのか」聞いていた。もちろん退職前に取得する目的で。

「(残日数を)確認するので後で」と上司。

 

夕方「○日有給があるんだけど、明日から休んでもらっても●日しか消化できないね。必要があるならkeroyonさんに引き継いでもらって明日から休んでもらっていいけど」

「有給買い取りでもかまいません」

「買い取りはしなくていいことになってるんだよね。」

 

彼女が勇気をふりしぼり想いのままに交渉した結果だった。
私は彼女の、納得できない思いを日々常々聞いていたから、権利をしっかり取得してほしいし、快く今日から休んでもらいたい。一通り、引き継ぎ内容を聞き、サーバーに沢山メモを置いてきた…。

 

働き方改革で、有給消化が義務化される。
時給パートでも有給があるようだけど、時給で有給ってのが、昭和な私には少し理解できない。

が、彼女のように少しずつ風穴を開けてかないと会社も社会も何も変わらないのは事実。

サービス残業だって、してる人は納得してしてるのかもしれないけど、それが周りへの無言のプレッシャーになってたりするので、「きちんと守る」「諦めて帰る」みたいな、集団のルールや枠を守るために自分の意思の曲げ方も時には必要なんだろなと、彼女を見てあらためて思った次第。でも権利ばかり主張してたら仕事がなくなることも目に見えてる…。

 

有給の消化義務について調べてみた。

https://www.mhlw.go.jp/content/000350327.pdf

年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して、年次有給休暇の日数のうち年5日については、使用者が時季を指定して取得させることが必要

なんだ5日か。「盆暮れ正月で充当消化で終了」できそう。どうやらうちの会社は黒っぽい白ですみそうだ。息も絶え絶えな零細とそこで働くちいさな私。

 

今ここだけ見て足踏み。
生き終わるまで生きるだけ。

 

keroyon

※つくづく身バレ厳禁っ。