ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

悪い子

わたしのいく支援施設は毎日来る子の他に、一般の子どもも自由に遊びに来ることができます。

 

 

先日のこと、近くの学校のA君が友達と遊びに来ました。

A君は乱暴でルールを破るのが得意。

その日も、本棚に足をかけ、机に座り、マスクを外して大声でしゃべっていました。

 

わたしが注意すると、

「どーせそのうちおばかなニートだから、俺なんか!(詳細は少し違うかな?)」と吐き捨て、「帰る」と言って友達と帰って行きました。

 

でもね、その前の週の土曜日にも遊びに来ていて、靴下を履いたまま屋内運動場を走っていたので、「走るなら靴下脱いでね。転ぶと危ないから。寒いけどごめんね。」と、(口すっぱく何度も言うと)「こんなところ一生遊びにくるかー」と言って帰って行ったのに、

 

3日後にきた。笑。

 

おまけにその日は(暖かかったせいもあり?)靴下脱いで走ってた💕。(なんだか嬉しかったよ)

 

***

 

彼らが帰って行った後、若いB先生と話をした。B先生は若いけれど、教職の資格持ってるキャリアのある先生。

「Aくんはほんとルールを守らないから、ここ出入り禁止にしたらいいのに」

 

あれれ?
わたしはAくんのような子こそ、こういう居場所があったほうがいいと思ってて、ここにいてくれたら、家族や先生とは違う価値観の大人とも出会えるし、少なくとも大人の目が届くところにいてくれる。ここを追い出されたらどんな人と交わるのだろう、と思うと少し怖くなった。

 

悪い子ってなんだろうね。
私にはAくんの「かまってほしい」気持ちや、周りの子どもたちの「Aくんといると面白い」っていう気持ちがなんとなくわかるから、来てくれると嬉しいのにな。で、できれば将来社会で生きていくために、少しぐらいルール守ったほうがいいかもな、と言う気持ちになってくれたら。

 

わたしの、人と違った変な視点は、結構役に立つのかもしれないな、と思った昨日。

 

keroyon