ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

絶句…渡辺篤氏「アイムヒア プロジェクト」の紹介をTVでみて。

こんばんは、keroyonです。

この衝撃を記録しておかないと、既にほとんど忘却の彼方に…。
昨日の朝のTVだったかな。ツイッターにつぶやいたと思ったけれど、その記録もない。

 

現代美術家の渡辺篤氏。

 

NHKのニュースで紹介されているのをたまたま見かけた。そして、作品からの叫び声。作品が話すわけじゃない。声ではない何かが心に刺さった。
生の作品を見たわけじゃないのに。TVの液晶を通じてなのに。

 

私が見たNHKの紹介番組はこちら。(リンク切れてるけどそのままでw)

www.nhk.or.jp

この中の

つらい思い出の象徴だという中学の卒業アルバムをコンクリートで複製。それを2人でハンマーでたたき壊していきます。

f:id:zaihamizunogotoshi:20190226210434p:plain

※画像は上記リンク先より。

このコンクリートのアルバムを二人で叩き割る。
まるで、いじめられて壊れた「過去の心」を叩き割るかのよう。そしてなぜか私の心も悲鳴をあげる。
欠片になったアルバム見つめた後、張り合わせる。それは傷ついてしまった心の再生。ただし、傷ついた心もアルバムも、傷を張り合わせることはできても傷が消え去ることはない…。
そして、あえて残す数ピース。そのピースをはめ込むためにこれからを生きていく。

男性
「中学校の時の思い出や怒りみたいなもの、傷の正体みたいなものと闘う感じがあった。」

その気持ちが、TVという媒体を通してでさえ、痛いほど伝わってきた。
なんという芸術家なんだろ。熱量が半端ない。間近で見たら私の心なんてあっという間に壊れそう。

 

下のリンク先は、また異なるNHKの特集。「アイムヒア プロジェクト」の内容が垣間見える。

www3.nhk.or.jp

 私も一年前、数ヶ月引きこもってた。その時の部屋とここに写ってる部屋。同じ空気だ…。
私が「だめだ」と思ったのは、関西地区で大地震があった日。関西に済む親戚に電話をした時、たまたま鏡に写った自分の顔を見て、「やばい!」と、突然我に返った。

 

***

彼のサイトのトップページでなくて、敢えて「WORKS」のページを。

www.atsushi-watanabe.jp

ここにある動画「止まった部屋、動き出した家」も見た。やっぱりすごい。コンクリートの家の中に自分を閉じ込め、1週間かけてそこから出るなんて。其の作業そのものが作品だなんて。

 

「アイムヒア プロジェクト」の展覧会は2/24で終わってしまったけれど、またどこかでイベントがあればこんどはぜひ作品を体験したいと思う。

…そして自分がどうなってしまうのかも、感じてみたい。

 

この感動を忘れないように記録。
keroyon