ラフマニノフさんとの思い出…、
そう、あれは確か5年前。大学の先輩に誘われたアマチュアオーケストラでの出会い。
演奏した曲は「交響曲第2番」
3楽章のアダージオは、甘くて切なくて。本当に演奏しながら(涙)だったわ。
が、が、が、
あの難しさはなんですか?
まず、
各楽器の絡みが音で聞こえてこない。だから、楽譜を見て音を出そうと思っても、どこでどう弾くのか???
音を出すまでに、CDとスコアで弾くべき音が歌えるまでに、1ヶ月かかるなんて!
うねうねした音形で小節の頭がわからない、おまけに突然、拍子の数が足りないところ(変拍子)がでてきたり…。
2楽章と4楽章のあの音符の細かさと速いテンポはなんですか?楽譜の上を目が滑っていく…。
目は滑れるけど、指は滑らないよー(>_<)。
同じメロディが戻ってくるところは、はじめと同じ音かと思いきや、本当に少しだけ微妙に違う。多少違うなら体も納得できるのよ。「微妙っ」ていうのがミソ。体が錯覚しちゃう。わざわざ音を変えてる意味がわかんない。
あとヴィオラだけってのも好きね。
他のパートが休み、もしくは和音でシーンとしている静寂を、稲妻のように突き破るヴィオラ。
超怖いったらありゃしない。
ほんと、楽譜をめくってもめくっても心臓をえぐられる曲だった。おまけにめくってもめくっても終わりが来る気がしない…。
15分練習を毎日続け、車の中でCDを聴きながら楽譜をめくり、指使いを考えた日々。(←普通は毎日練習しないのよ。できるときだけしか)
あなたのことが好きだから、本当にがんばった。おかげで本番はなんとかやりきったわよ。死ぬ思いで。
でもそこまで。
5年経った今でも、あなたの交響曲2番はトラウマのせいで、曲を聴くことすらできなくなった。
一方的な片思い。そして失恋。
そして、またあなたとの再会。
今度は、ピアノコンチェルト。
ピアノコンチェルトとは思えないオケの重厚感。弾きがいばっちり。流石ね。
ふふん、たしかに簡単ではないけれど、交響曲ほどじゃないわね。
手軽にあなたのステキな雰囲気が味わえそうでとても楽しみだわ。
前回は私からの一方的な片思いでトラウマで終わってしまったけど、今回は必ず振り向かせてみせるー!きっー!
みてろ、ラフマニノフーぅ( ̄^ ̄)
澄ました顔しやがって!↓写真
セルゲイ・ラフマニノフ - Wikipedia
しろーとヴィオラ弾きのkeroyonより
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補足1:ラフマニノフの映画「ある愛の調べ」は結局見てないです。史実と違う映像をみたら混乱するかなぁと思い。
補足2:改めて曲を聴き直したら、細かいピアノの音にしっかりオケの音を組み上げるのが、相当難しそう。
しっかり弾けたら、超楽しそうだけどね。とりあえずまず、練習ですな…。
補足3:ピアノコンチェルトの何番かは内緒…。
お目汚し失礼しました。
Keroyon