こんにちは。keroyonです。
図らずも金曜日が休みで4連休となったkeroyonでしたが、「暑い暑い」と引きこもるのもどうかと思うので、昨日出かけてみました。
たまたま見つけた、ヴィオラの先輩方の発表会。
始めは趣味でやってる大人の演奏、後半はヴィオラで音大目指している若い子たちの演奏でした。
みんながんばってるなー。
がんばってないのは私だけ…。
最近、新しい曲を勉強するのが億劫なのです。
どんな曲でも、「弾けないところ、真剣に向き合わないといけない場所」ってのが、多かれ少なかれあるんですが、昔だったら
「こことここを練習したらOK!」
という気分だったのに、今は、
「ここも練習しなきゃ、ここも音読まなくちゃ。ここは音源と楽譜を整理しないと」
と、なんだか気分が後ろ向き。
大した技術があるわけじゃないのに、「簡単に弾ける曲」を求めてる私。
努力・進歩することから逃げてます。
昨日の演奏会でもそうだったんだけど、プロを目指す若い子たちは、そういうのに目を背けてらんない。
プロオケだったら、弓の動きとか、運指も楽譜に指定があって、数日で弾きこなさないといけないみたいだし。
どんな状況でも対応して、お金をいただくのがプロ。
それに対応できるように努力してる。失敗したら次はないから。
昨日の発表会のピアノ伴奏の方も、3時間いろんな曲の伴奏を弾きっぱなし。
いくらで受けてるのかは知らないけど、失敗は許されないし、受けた以上はやり切らないと。それがどんな難しい伴奏楽譜であっても。それがプロ。
昨日「日本音楽コンクール ピアノ部門」のドキュメンタリーをEテレで放送していたのを見たけど、コンチェルトを一か月で仕上げるってすごい。
優勝した高校生は一日9時間、弾けるだけ弾いてるっていってた。
こういう人にも神さまは振り向いてた。
「弾けないところを弾けるようにする」努力って、レベルには関係ないんだよなー。
レベルが上がると課題のレベルが上がるだけで、決して「課題がなくなる」ことはない。
そういう意味で、音楽や芸術、将棋もそうだと思うけど、趣味程度からプロまで楽しめる分野は、マゾチックにどこまで突き詰められるか、そして自分より格上がいたとしても、くさらず挫けず自分の努力が継続できるかが、「神様を振り向かせる力」なんじゃないかなぁと思ったのでした。
話はぶっ飛びますが、辞書編纂学者の飯間浩明さんのツイッタが流れてきた。
「プロフェッショナル」の取材を受けて私が変わったのは、どんな人の言語観もなるべく否定しないようにしようという点です。あることばが不当に誤用とされている場合、一概に誤用と言えないことを示す材料は示す。ただ、それでも「誤用だ」と思う人がいれば、そう思う自由は尊重するということです。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2018年7月14日
そこで、6/11放送の「プロフェッショナル仕事の流儀」を、録画で見てみた。
飯間先生は、出版社の社員でなくフリーだそうです。
言葉を大事にされているのはもちろん、新しい言葉の収集と記録(いつどこでどんな風につかわれていたか)を記録し、10年ほど寝かして流通してくると辞書に載せていくそう。すごい努力ですね…。
辞書に載せる言葉の説明についても、「読んだ全てのみなさんがハッピーになるように書きたい」ようなことをおっしゃる。
それはおそらく、「言葉には価値がある」と信じている先生の、「(思いを込めて)言葉を発する人への敬意」なのだと…。本当に尊敬します。
「言葉を大事にする」って、あるレベルまではだれでもできそうだけど、ここまで努力しようと思ったら、苦しいことも多いと思ったし、正解もなければ、反対勢力も多い。
それに向かう挫けない心意気が「プロ」だなぁと。
こういう人には「神さまも振り向く」だろうな。
プロフェッショナル 仕事の流儀 - NHK ←概略はこちら。
NHKオンデマンド | プロフェッショナル 仕事の流儀 「言葉の海で、心を編む~辞書編纂者・飯間浩明」 ←番組視聴はこちら。
私keroyonに足りないのは、圧倒的に「挫けない気力とたゆまぬ努力」
だから、どの分野でもプロにはなれてないんだと。納得。
そういえば、以前いろいろな方の「ブログの神に愛される人」に関するエントリを読んだのですが、覚えていたのは自由ネコさんのしか…覚えてない…。
…ほかの方すみません…。
それに対して「ブログの神に愛された者たち」はどうか?
彼らは、なんというか、非常に「強さ」を感じさせます。
(略)
まるで燃え盛る炎の向こう側で、薄ら笑いでも浮かべているかのようです。一向にメンタルにこたえている気配が無いというか。
(略)
ブログを一般に公開している以上、読者からの視線を全く気にしないわけにはいかないんですが、どこかのタイミングでその「向こう側」へ行っちゃってるんだと思うんです。炎上?知るかそんなもん。
ワシはワシの書きたいように書くんじゃ!という境地。
(略)
まぁとにかく、メンタルが弱けりゃ、多少シャレオツな文章が書けたところで、はてなブログは続けられません。
そして、たとえ文学的なセンスが無かったとしても、メンタルが強く、アホみたいにひたすら書き続けているブロガーは確実に文章が上手くなっていきます。
そして、書き続けることで、その人の個性、オリジナリティ、いわゆる「味」が完成されていくわけです。
バカバカしいブログを書いている人を応援したい。 - 自由ネコ
※改行ほか修正させていただきました。
ブログに関しても、独り相撲のkeroyonです。
…基本記憶力リハビリの備忘録なので。申し訳ありません(>_<)。
ただね、いろんな分野すべてに努力するのは難しいと思うんですね。
とりあえず私は、目前の「楽器の譜読み」にくじけないようにしたいです。
そして「音楽」を楽しめるように、「音が苦!」にならないように、がんばりたいと決心した、昨日でした。
keroyon