いろいろな人がいるね。
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知り合いの職場の話。
育休から復帰する方(仮にAさん)に伴い、他から異動されたBさんが別の支店に異動することになった。
Bさんは数年の間に支店を3箇所も変わることになる。「せっかく環境に慣れたところだったのに」と話していたみたい。
たまたま別の機会にAさんと話をした友人、Aさんはただの復帰ではなく、もともとは正社員で、正社員での復帰を目指していたそうだ。でもコロナの状況を考え、融通のきく契約社員での降格復帰をきめたそう。
Aさんは「もともとCさんのポストにいたの、私なの」と友人に語ったそうだ。
Aさんが降格復帰を決めた頃、CさんがAさんの代わりとして移動してきた。
Cさんは契約社員の叩き上げのベテランで、正社員へは本人の希望でもあった。
もしAさんが予定通り正社員で復帰していたならば、
Cさんがあの職場に異動することはなく、
Bさんが今回、異動する羽目にならずにすんだのかもしれない。
Aさんは自分が降格復帰を望んだはずなのに、Cさんへのあの口ぶり。
契約社員の間でも、今は同僚ではあるが、元上司のAさんには遠慮があるみたい。
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不思議な人間模様。いろいろな思いが交錯してる。
人が働く、ってこういうことだ。
その時その時の運と縁で、今が紡がれていく。
その波間でもまれながら、自分のそれなりを守りながら、ぼちぼちぷかぷか浮けばいいんじゃないかな。
善意と悪意の間で。
keroyon