おはよございます、keroyonです。
「泣いた赤おに」の話をご存知ですか?
あらすじはこんな感じです。(wikiを元にkeroyon要約)
泣いた赤おに
山の中に住む、鬼には珍しく人間と仲良くなりたい赤鬼。
でも「鬼」である限り、人間が近づくことはない。
そこで親友の「青鬼」に相談する。すると青鬼はこう提案する。
「青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。そうすれば人間たちにも赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう」と。作戦は実行され成功し、赤鬼は人間と仲良くなり村人達は赤鬼の家に遊びに来るようになる。
だが、赤鬼には一つ気になることがあった。それは、親友である青鬼があれから一度も遊びに来ないこと。作戦のお礼をかねて、赤鬼は青鬼の住まいを訪ねる。すると戸口に張り紙が。
「赤鬼くん、人間たちと仲良くして楽しく暮らしてください。もしぼくがこのまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくはながい旅に出ることにしました。さようなら、ぼくはどこまでも君の友達。」赤鬼は黙ってそれを繰り返し読み、涙を流した。
泣いた赤鬼 - Wikipedia(181217引用・要約)
おい、青おに。おまえに言いたいことがある。
おまえは本当に「赤おにの役に立ちたい」と思って作戦を実行し、赤おにの前から消えたのか?
赤おにには有無を言わせない作戦、そして実行。自分が「乱暴者のオニ」を演じている間「もっと叩け」と煽る青おに。躊躇する赤おに。
赤おには全然同意してなかったんじゃない?その結果、赤おにも傷ついたし、おまえだって寂しい思いをしてるじゃないか。
ばっかじゃない?
このわだかまりって、ほっといたら時間が解決するものなの?
私はそうは思わない。だって誤解じゃない。誤解が誤解のまま、乾いていくなんて。
青おにの一方的なやり方で赤おにの一面(人間と仲良くなりたい)だけが満たされただけ。もしかして赤おには、人間より青おにの方が大切だったかもしれないのに。話しあったら「人間はいいや」ってなるかもしれなかったのに。
私は青おにに、勝手に逃げないで赤おにの気持ちをきちんと聞いてほしかった。2人がお互いの意見を出し合って、それで「距離をおく」と決まったら、それから一つの手段として旅にでても遅くなかったんじゃないの?
「距離をおく」必要があるのは、「赤おにと」だけだし、住まいまで捨てて旅に出ることもない。赤おにと合意ができてれば、そのほかのコミュニティは捨てずに、距離をとることはできる。
そっちの方が長い目で見て、お互い幸せじゃないの?
私も「リセット癖」という点ではある意味「青おに」だから、青おにの気持ちはわからんでもない。気持ちいいよね。自己犠牲の精神。そして自己満足。
が、最近そういう道を選ばなければ、孤独から遠ざかるらしいことも見えてきた。もう、そういうカッコにこだわるのやめてさ、楽になろうよ。
意外と相手は、自分が考える通りに思ってないもんだ。
もう少し視野を広く持って、人の話がきけるようになったらどう?
自戒を込めて。私の周りにいるすべての青おにさんへ。
keroyon