おはよございます、keroyonです。
昨日に引き続き、「悲愴*1の練習」の備忘録エピソード#2です。
…何かといろいろ刺激的な練習で、幸せなのかな…!?
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あれは確か1楽章。フルートとファゴットのメロディの掛け合いがあるところ。
メンバーの演奏を側で聴いてると、フルートさんのテンポが速くてファゴットさんが遅い感じ。テンポ感が少しちぐはぐだったのね。
そこで指揮者の先生、
「どういうテンポ感で演奏したいと思ってますか?」
(そんなん、フルートが速く吹きたくてファゴットがゆっくり吹きたいんやないの?聞かんでもわかるやん)とナナメにやりとりを聞いていた。そしたら…
フルートさん:「もうすこしゆっくりなテンポで吹きたい」
ファゴットさん:「もうすこし速いテンポで吹きたい」
(えぇっ!?真逆…。
てか、そもそもそのように吹いてたらしっくりくるんちゃう???)
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違うんだね。
相手に合わせたつもりだったんだ。相手の気持ちに寄り添った結果ちぐはぐに。自分の気持ちどおり演奏したらしっくりくるのに。
案の定先生からの問いの後、一瞬にして統一感のあるテンポに。
指揮者の先生の適切な読みがすごい。
何よりも、その人の心と行動、他の人からの見え方、この3つがリンクするとは限らないのか…。
この事実は衝撃だった。
他人の心を推測する時、その人の行動(見え方)から想像するしかないんだけど、
その人の心⇄その人の行動⇄他人からの見え方
こんな遠い場所からその人の心を察するしかないのだ。オマケに⇄のところに誤差もある。ある意味、外見からその人の心を推測するなんて、ムリゲーじゃないの?
空気読むなんて無理やわ。
「人の心を分かろう」なんて、私的には傲慢。
Keroyon