こんにちは。
田んぼの稲もたわわに実り、コスモスがきれいな季節がやってきました。
豊作を祝い、収穫を喜ぶ季節。
嬉しそうに咲くコスモスをみて、
あのコスモスは、「花を咲かせる」という願望を達成したことを全身で喜んでます。
ということは…
あの花の根元には
咲きたかったけど、芽を出せなかった種、
咲きたかったけど、虫に食べられてしまった苗、
苗同士の生存競争もあったと思う。
それに打ち勝ったかのような、咲き誇り方。
手放しで喜べない自分。
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チャングムの再放送。昨日、チャングムが「ハン尚宮の汚名をすすぐ」「母の無念を晴らす」日でした。
すべてが明らかになり、チェ女官長が自害したあと、クミョンが宮殿を後にするときに言った言葉…
一族としては迷いを捨てられず、とはいえ意思も貫けず、
自分を信じられず、自戒することもなく、
曇りのない才能も真心も持たず、
ひたむきな思いを寄せられることもなく、ひたむきな恋に生きることも出来ず…
ぐっと来ました。
こっち側のヒトのほうが、ホントは多いんじゃないかなって。
チャングムが光だとしたら、クミョンは影。
だれも影になりたくてなる人はいないんだよ。
チャングムみたいな、強い光が隣りにいたら、誰でも霞んじゃうよね…。
クミョンは一族として悪いことに協力してきたんだけど、いざ、というときはミン・ジョンホの命を助けたり、チャングムの母の手紙を大切に保管していたり。
ヨンノがチェ女官長たちに殺されてしまったときも、「あんなに尽くしてくれた子を…」と同情してた。
クミョンはとても自分のことを「何も出来ない」と言っていたけれど、それは天才チャングムと比較して、のことだから。
料理の腕だって、優しさだって。逆境にあっても曲げなかった信念は、チャングムのそれと劣らないんじゃないかな、と思った。
宮殿を追われて、平民となったのかな。
今まで不遇だったから(権力的には謳歌していたけど)、ステキな半生にしてほしいな、と心から願ってます。
keroyon