Sくんのこと。
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Sくんは6年生。
小柄で、ドッチボールも低学年チームにはいっていたので、私はてっきり4年生くらいだと思っていた。
能力差や体力差があるから「6年は6年の中で」というのも、こだわるべきじゃないと思うし、周りが楽しく遊べていたら、それでいいんじゃない?というのが私の考え。
それでも、低学年チームに入れば、どやれる!的な雰囲気もあり、
少しわがままで、自分勝手なところがある。
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ある日、うちの施設イチきびしいA先生に、多分いろいろお小言をいわれたんだろね。
Sくんが私に「A先生、うざい。嫌い」といってきた。
「確かにA先生厳しいよね。でも、先生の言うことは必ず理由があって、ゆるゆるの私ではわからない、大切なこともあるから、たすかるな、って思うこともたくさんあるよ」
と、私がいうと、
「へぇー、そっかなぁー」
なんだか、Sくんがミョーに納得した様子に見えて。
私の意見を受け入れてくれたような気がして、印象深かった。
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私が、いろいろな見方をすることで、
Sくんも、いろいろな立場を理解できるようになってくれたらいいなぁ。
A先生もいろいろな方向で衝突することがあるようだけれど、
私のことは、まあまあ許容してくれていて(見放してるとも言える)
私の立ち位置もまんざらではないのかもしれない、
と、嬉しくなったことを思い出したので、文字にしてみた。
自己満足です。
keroyon