時間がないので手短に。
私も、というより、うちの子ですね。(タイトル書き換えました)
今朝、モーニングショーで「教育現場の過酷な実態」を放送していました。
神戸のカレーいじめ事件に始まり、
先生方の勤務状況の厳しい実態、教育学部の大学生の今の心境などを放送していました。
ある地域では、教員採用試験の競争倍率が1.1倍だそうで、希望すればどんな不適格者も入れちゃうくらい人気がない。尾木直樹氏によると「3倍以上ないと、質を担保できない」と言われているそうです。
その番組を見つつ、「そういえば、うちの子が私立中学の進学を決めたのも、先生からのいじめ行き過ぎた指導*1も理由の一つだったなぁ」と。
詳しいことはかきませんけど、
- クラスを好きな子と嫌いな子に分断し、
- 嫌いな子群から、一人づつ。
- 親や周りの先生からのフォローが入ると、ターゲットを替えて。
悪夢のようなクラスでした。
子どもたち同士も「だれがスパイかわからない」から、お互いが距離をとるようになり。
親同士が情報共有して、子どもに「あの子も『嫌いな子群』らしいよ」と伝え、助け合うように言いました。
そのうちに、嫌いな子群で助け合うようになり、なんとか保っていたような気がします。
最終的には、先生にご病気が見つかり入院することになり、途中で休職。
嫌いな子たちの念が通じたのでしょうか。
代替先生がまた素晴らしい方で、2か月しかなかったのに、分断していたクラスをまとめ、2月の縄跳び大会では優勝するクラスにまでにしてくださいました。
うちの子が私立中学を受験をしたのは、これが原因、だけではないですが、
- 異動が多く、先生方の情報共有が密にしずらい公立よりも、
- 異動がなく、学年でチーム担任制を敷いている私立の方が、
うちの子にはありがたいと考えたからです。
経済的には、とても無理して通わせてはいますが、先生にも恵まれ、友達にも恵まれ、楽しく学校に通っています。
その中で、この神戸の事件と教師の激務からくる、教員志望者の減少と…
この記事⤵。
最終手段は退職&私立学校の設立
これですよ。もう、こんな環境で働けないなら、みんなが幸せになれる学校を作って転職しよう。(あ、これはフラグじゃないです)
やばい、やばいよ。こんなことを続けたら、本当に格差が広がってしまう。
私立に通わせればいい、という考え方もあるかもしれません。
でも、社会の分断が進むことは、社会が不安定になる要因です。犯罪も増えるでしょうし、その方たちを支える保障費も増大する。近くに私学がない地域もあるでしょう。いろいろな友達と交わる経験も大切(社会に出たらそれが当然なのだから)。それぞれが真剣に考えるべき問題だと思ったのです。
なによりも、
- 良い先生が誇りを持って仕事ができ、
- 私生活と両立できて長く勤められる環境であって欲しいし、
- 先生を目指す学生が安心して「教師職」を目指せるようになってほしい。
希望者が増えれば必然的に、いい先生が増えると思います。
現状でさえタイムカードもなく勤務実態の把握すらされていない、先生方の待遇悪化を防ぐために、署名活動が始まっています。
賛同される方、ぜひこちら↓に署名をお願いします。
そもそも、
先生も子どもも逃げなきゃいけない学校運営って、誰のためなの?
keroyon
追伸:
うちの子の時は、
- 他にも厳しく指導された子供が何人もいたこと
- 校長先生をはじめその他の先生、保護者と協力が得られた
- 外部の相談センターにも事前につながっていて、冷静な判断を相談できた
から、大事には至らずに済みまして。周囲のサポートが大切だと感じています。
追伸2:
当の先生も、うちの子の学年の卒業式には「子どもたちに会いたい」と、わざわざ学校まで会いに来ていました。子どもが好きなことには変わりがないんだと思います。
指導の手段が行き過ぎていた、というのが真実かもしれません。ですので、エントリ内の「いじめ」という文言は「行き過ぎた指導」に修正いたしました。
変形労働時間制に関するすずすけ先生の記事はこちら。
*1:追記2の理由により、書き換えました。