久しぶりに本を読みました。
読んだ本はこちら。
グリコ森永事件の「キツネ目の男」と間違えられた筆者。
間違えられるまでの経緯も、警察とのそれまでの関係を読むと、「そら疑いたくもなるよなぁ」。クスッと笑えます。
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これから私が生きてく上で忘れたくない部分を、ここにメモさせてください。
■「イモを引くな」「クンロクを入れろ」「往生する」
→「びびるな」「相手の心にとどめを刺せ」「自分を捨てろ」
下巻P84-85
■「金の前では無力である。金の前ではヒトは人間性を問われる。金は富であり、力であり、野心と野望であり、権力であり、邪悪な心であり、魔力であり、印刷物であり、希望であり、絶望であり、怒りであり、怨みであり、憎しみであり、悲しみであり、愛の証であり、幸福と不幸の裏返しであり、堕落と頽廃であり、快楽であり、偽善と虚栄であり、犯罪の源であり、何事も先立つものは金であり、金で買えないものはないが、心は買えないという二律背反であり、社会主義と資本主義であり、なになに主義のなになに社会であり、無便級数的な欲望の果てに行き着くところは<虚無>であり、あの世もこの世も、仏の道も地獄の沙汰も金次第である。閻魔様の前で…」
下巻P353
同じようにはみ出てる私としては、胸が詰まるところもあり、なんだかいろいろ考えさせられました。
はみだしものが生きるのがつらい世の中になってきた、と筆者はおっしゃっておられます。それがそのうち行き詰まり、反転する時がくるんじゃないかな、と期待をしつつ。
いい本に出会え、読む時間をいただけたことに感謝です🍀。
keroyon
お題「今日のよかった(^^)」 #242
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