おはようございます。ネタ切れkeroyonです。
「ネタ切れ」=「インプットがおろそか」になっていますね…。
twitterに入り浸っているから…(>_<)。
今をもっと大事に生きないと、バチが当たりそうです。反省しています。
今日は温故知新プロジェクト<詩経>です。
王風から「兔爰(とえん)」です。
兔爰(とえん)
ずるい兔は平気でいるに 羅(あみ)にかかるは雉(きじ)ばかり
わたしが生まれたその頃は まだまだ世間は無事だった
いつか重なる この難儀
どうぞ寝たまま吪(うご)くまい
ずるい兔は平気でいるに 罦(あみ)にかかるは雉ばかり
わたしが生まれたその頃は まだまだ世間は暇だった
いつか重なる この苦労
どうぞ寝たまま目覚めまい
ずるい兔は平気でいるに 罿(あみ)にかかるは雉ばかり
わたしが生まれたその頃は まだまだ苦労はなかったに
いつか重なる この不幸
どうぞ寝たまま何も聞かずに
*だんだん苦しくなってゆくばかりのこの世には、もう生きていたくもない。要領のいい者はうまくやっているけれども。
※漢字・書体を、現代遣いに変更している部分があります。
<漢字解説>
兔(と):
うさぎ。ウサギ目の哺乳動物の総称。
月。月の別名。
http://kanji.jitenon.jp/kanjif/2777.html
爰(えん):
かえる。取りかえる。
ここ。ここに。そこに。それで。ここにおいて。
ゆるい。ゆるやか。ゆったりしたさま。
http://kanji.jitenon.jp/kanjii/4357.html
吪(うご):うごく、かえる、かわる
https://www.weblio.jp/content/%E5%90%AA
羅(あみ):あみ。鳥あみ。鳥をとる網。
http://kanji.jitenon.jp/kanjid/1920.html
罦(あみ):あみ。鳥獣を捕らえる仕掛け網。
http://kanji.jitenon.jp/kanjis/9179.html
罿(あみ):鳥を捕らえる仕掛け網。魚を捕らえる網。
http://kanji.jitenon.jp/kanjis/9191.html
※各リンクから18/3/27に引用。
昔も、要領の良い人はうまく立ち回っていたんですね。
この詩の作者は、うまく立ち回ることをあえて拒否しているのか、立ち回りたくてもできない状況があるのかはわからないですけど、
生活が苦しく「寝たままでいたい」「目覚めたくない」「何も聞きたくない」って、現代と何もかわっていない気がしました。
人の生きる苦しさって、時代が流れ、環境も変わり、文化的な生活をしているのに、
根本的なところは昔も今も何もかわってないんですね。
だからこそ、「論語」等から、時代や地域を超えて、昔の書物からたくさん学ぶことがあるのかなぁ。と思いました。
あれ?ニワトリが先かタマゴが先か。
よくわかんなくなちゃいましたね。(*´▽`*)
あ、だから昔のいいところを学べばいいんだ。聖君の文王や武王の政治を、今の政治家の人に学んでほしいですねー。なんて無責任に言ってみたりして。
「ソクラテスの弁明」とか西洋の古典にも触れてみたいなぁ…ボソッ。
今日もよくわかんないつぶやきにお付き合いくださり、ありがとうございます。
あったかくて、桜がどんどん咲いてるいい季節ですね。
桜の花のように、ふわふわいい一日になりますように🍀🍀🍀。
※出展: 目加田誠 訳 「詩経・楚辞(中国古典文学大系15) 」 平凡社