こんばんは。keroyonです。
keroyonは前にも書いたけど、某H大学でぼちぼち自己啓発しています。
今期登録したのが、「中高年の心理臨床」。そのまんま、現実問題です。
興味があるから予習を兼ねて一通り目を通したのですが、その中に
「病みながら生きるという生き方」
という単元があり、かぶりつきました。
でね、その中の小単元が、
「ベートーヴェンの『運命』」
「『神経衰弱』者としての夏目漱石」
なんですねー。なんてkeroyon的ピンポイントなセレクションなんでしょう。
夏目漱石は好きだけど、あまり知らないので他の方に譲るとして…
ベートーヴェンは20代後半から耳が聞こえなくなり、40才頃に全く聞こえなくなったそう。悲観して、32才頃と48才頃に自殺未遂をしてます。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Wikipedia より
昔、ベートーヴェンの晩年の作品「弦楽四重奏曲16番」をテレビで見たときに、「あれー?サティかメシアンか?」みたいな、なにかこの世を超越した印象があったのです。
「耳が聞こえないから、内面が昇華しちゃったのかな。晩年どんな曲をつくったんだろう」と、とても気になりCDを購入して、今日改めて聴いていたのでした。
弦楽四重奏15番は亡くなる2年前、16番に至っては、亡くなる5ヶ月前に完成したそうです。
耳が聞こえない中で作った作品。
やっぱりベートーヴェンだった。
あんなむっつりした顔だけど、
大変な人生だったから暗い所ももちろんあるけれど、
かならず明るい音がどこかでなってる。
メロディ?和音?よくわからないけど、響きが健康的に感じるんです。
ベートーヴェンは苦労人だけど、根は本当に明るい、前向きな人なんだなぁと思いました。
作曲できる時は明るいのかな?病気になると筆を休めたりしたみたいだし。
なんだ、私と一緒!?(^_^;)
…おこがましいですね。
16番:
完成後、半年足らずで肝硬変で亡くなるんだよ。
それを予感させるような、今までの作品の集大成みたいで…、
なんだろ、中期のベートーヴェンとも違うんだけど、ブラームスとも違うけど、どこかで聞いたような、不思議な感じ。
15番はね、
こころがふるえた。
喜びにあふれてた。
ちらっとくぐったらこんなブログ記事を発見。
クラシックは苦手だという君。騙されたと思って、第3楽章だけ(更に厳選すればアンダンテだけ)でいいから聴いてみて下さい。
耳の不自由な不機嫌で孤独な男が、実際の音楽を聴くことなしに頭の中に響く弦楽器の音の記憶だけで、紡いだ奇跡の音楽ですよ。しかも、ベートーヴェンが生きた時代、彼が書いた最先端の弦楽4重奏曲は、現代のロックに匹敵するような自由で斬新で美しい音楽だったんです。
それは時空を超え、今も心の耳をすまして聴けば、感謝と歓喜が君の心を揺さぶるチカラを秘めています。
曲を聴いた後、この記事読んだら納得でした。本当にキセキだと思います。
ベートーヴェンの生きざまを感じることができて本当に幸せな瞬間でした。
病みながら生きるって、本当にエネルギーがいるけど、エネルギーがいるからこそ、なにか大事なものをたくさん持っている気がします。
私も、みなさんからたくさん、たくさん パワーもらってるもの。
今日もとっちらかっちゃった。
パソコンを子どもに占領されてるから、アプリから。明日パソから整頓、リンク貼りをしたいと思います。
…そして、Bluetoothのキーボード、買う!と誓ったkeroyonでした。
今日も、お付き合いありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします🍀。
追記:
youtubeに音源ありました。こちらは3楽章だけです。(フルもあった)
ぜひ、「耳が聞こえず、死期が違いベートーヴェン」を想像しながら聴いてみていただけるとうれしいです。
ちなみにアンダンテ(歩くくらいの速さ)は8:00あたりにあったけど、やっぱり初めのアダージョ(ゆっくり)があってこそのアンダンテだと思うのです。アダージョが「抑うつ」ならアンダンテが「受容」?。
あー、keroyonも連れて行って!て感じです♪
※PCから、リンクや体裁、記事も追記しました。18/04/06朝