ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

五経?のまとめ<礼記#7>

おはようございます、keroyonです。

礼記の本は返却してしまったんだけど、五経?のまとめが礼記にあったので、ずいぶん前にメモっといたところをUPしとこう。

経解(けいかい)第26

◯温柔敦厚は詩の教えである。(人を導いて温和親切にするものは『詩経』の教育である。)
疎通知遠(常識を広め、知識を深めること)は書の教えである。
広博易良(ゆたかで、のんびりした気分を養うこと)は楽の教えである。
潔清精微(利欲にとらわれず真理を追究すること)は易の教えである。
恭倹荘敬(人に対しては恭(うやうや)しく、みずからの態度はおもおもしいこと)は礼の教えである。
属辞比事(しょくじひじ)(事件の記録の中に、うまく批評を含めること)は春秋の教えである。

 

したがって、

 

詩の失(しつ)は愚(『詩経』の教育は悪くすると人々を単なるお人よしにする)。
書の失は誣(ふ)(口先だけ偉そうにいう)。
楽の失は奢(しゃ)(傲慢)。
易の失は賊(世間を軽んじて反社会的になる)。
礼の失は煩(こまかい礼儀作法にうるさい)。
春秋の失は乱(批評精神がつのって反抗的になる)。

 

温柔敦厚であって愚ならず、疎通知遠であって誣ならず、というような人であってこそ、詩の学問や書の学問に深い人ということができる。

   ※改行を変更しています。

 

五経なのに6つあるなぁと思ったら、「楽」が「礼」と別項目になってるんですね。
「失」は些細なことにこだわった場合ということですかね。

 

切り貼りすると、

 

:人を導いて温和親切にするが、お人よしにはならないように注意し、
:常識を広め知識を深めるが、口先だけの偉そうな態度は慎み、
:ゆたかでのんびりした気分を養うが、傲慢にはならず、
:利欲にとらわれず真理を追究するが、世間を軽んじて反社会的にならないよう心がけ、
:人に対しては恭(うやうや)しくみずからの態度はおもおもしくするが、こまかい礼儀作法にこだわらず、
春秋:事件の記録の中にうまく批評を含めることを学ぶが、批評精神がつのって反抗的な態度ばかりにならないように努める

 

ということかな。
こんな人間になれたらイーネー(+_+)。

 

書経、春秋が未読だけど、読んだ方がいいのかなぁ。
図書館でチラ見した感じ、歴史書みたいでハードル高かったんだけどね…。

 

ゆるゆる考えます。
keroyon