おはよございます、keroyonです。
渋沢栄一の「論語と算盤」を図書館で借りてきました。そのとき見つけたのがこれ。
守谷 淳著 「こども 論語と算盤」
渋沢本と合わせて借りてきました。
まえにね「こどもシリーズ」の論語をチラと読んだのですが、
- (孔子さまの教えをいただくのだから)姿勢を正して読むとか、
- 親が〇〇してくださいとか
そんな形から入るようなイメージの本で、好きじゃない先入観があって。斜メに構えた感じで読みました。
あれ?いいじゃん。
本番の「論語と算盤」は文字ばっかりで難しそうなのですが、こちらのこども版は大切なことが丁寧に説明されてます。(枝葉末節の部分には目をつむるとしても、大筋はとてもいい)
孔子さまの良い教えと、渋沢栄一先生の素晴らしい考え、守谷淳氏の深い、論語と渋沢理解が融合して、本当に良いことをわかりやすく書いてある…。
アホな私でもよく分かる…(涙)。
常々、倫理観とお金ってバランスが難しいなと思っているんですけど、生きるためには必要最低限お金は必要だし、孔子さまだってお金のために我慢してたこともあるように感じてて。そんなこんなを両立する、お金に溺れないための考え方のエッセンスが詰まってました。
たとえばね、
「お金儲けは悪いこと?」→「孔子さまもお金は必要と考えていたよ」p22
「チャンスがめぐってこない」→「誰もごちそうを口にまで入れてはくれない」p58
論語も渋沢も、もっと難しい言葉で書いてあるはずなのですが、守谷先生の解釈で読みやすくなってるんですね。ありがたいことです。
これから、渋沢栄一本を読むのですが、私のおつむで読めるかどうか不安になってきた…。
こども版は、本当におもしろい本でした。5分くらいで読めちゃうので、手っ取り早く「論語と算盤」のエッセンスを知りたい方におすすめです。
追伸:わたしがへんな偏見をもったのは「こども論語」じゃなくて「こども論語塾」でした(汗)。異なるシリーズだったみたいです。申し訳ありません。!?←フォローになってない…