猫p先生の記事を読んで、どうしても書きたくなった。
桜の記事で書いた、発語のめったにない患者さんが涙を流しながら山口百恵を一緒に歌ったりも…
私は医療関係者でも何でもないけれど、なぜか入院患者の方々を見ても、なぜか違和感がなかった。それよりも、究極に生と向き合い、素朴にいきるみなさんと接して、私の心がきれいになった気さえした。ある意味仲間のような、心地よささえ。
そして猫p先生の記事を読み、桜の過去記事を改めて読み返す。
そっか。あの女性は大変な思いを抱え、その結果ここにいるんだ…。
そして、何か月も言葉を発することはなかったのに、桜の出来事で言葉が出るようになり。先日の演奏の時には、明らかに「百恵ちゃんスキ」と聞こえた気がするし、「いい日旅立ち」を一緒にうたってくれていた。
そんな場に、一緒に立ち会えたことが…。
ありがたい、とか、感謝とか…、言葉では、うすっぺらくてどれも当てはまらない。
涙しかない。
***
そういえば。
午前と午後のステージがあったのだけれど、
午前の車いすの方たちは、自分の出番が終わると、私たちの演奏の前に引き上げることになっていた。正直残念だなと思ったけれど、介助の方の都合や、患者様の体調もあることだから黙っていた。
でも、午後のステージにまた来てくださって、介助の方が「帰る?」と聞くと、「まだ聞く」と言って、みなさん残ってくれていた。
演奏中は、あまり皆さんの方を見て弾けなかったけど、楽しんでいただけて良かった。
こんな体験を頂けたことに感謝です。
ビオラを弾いていてよかった。ブログ書いててよかった。
猫p先生、患者様、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
MerryChristmas!!
keroyon
今週のお題「クリスマス」