ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

論語#20<5つの立派なことと4つの悪いこと>

おはようございます。keroyonです。
いつもありがとうございます(*´▽`*)。

論語も巻末にきて、まとめにはいってるのかな?って。


今日は「論語 巻第十 堯曰第二十の4」です。
長いので、書き下し文は省略して、訳をまとめてみました。

ーーーー

子張が孔子に「政治にたずさわる条件」を伺った。
先生は「5つの立派なことを尊び、4つの悪いことを退ける」ことだと。

5つの立派なこととは

  1. 恵んでも費用をかけず
    →人民が利益としていることをそのままにして利益を得させる。
  2. 骨を折っても怨みとせず
    →自分で骨折るべきことを選んでそれに骨折るのだから、いったい誰が怨むことが有ろう。
  3. 求めてもむさぼらず
    →仁を求めて仁を得るのだから、いったい何をむさぼることがあろう。
  4. ゆったりしていても高ぶらず
    →上に立つものが、相手の大勢小勢、小官か大官かにかかわらず、決して侮らない。
  5. 威厳があっても烈しくない
    →上に立つものが身なりを整え、目のつけ方を重々しくして、厳かにしていると、人々はうちながめて恐れ入る

4つの悪いこととは

  1. 教えもしないでいて殺すことを、虐(むご)いという
  2. 注意を与えないで成績をしらべるのを、乱暴という
  3. 命令をゆるくしていて、期限までにおいこむのを、賊害という
  4. どうせ人に与えるというのに、出し入れのけちけちしているのを、役人根性という

ーーーー

なんだか、4つの悪いこと、身にしみるなー(>_<)。


例えば3、

コミュニケーションの誤解?から、よくあります…。


依頼主の優しさから、締め切りの切迫感が伝わらなかったり…( ゚Д゚)。

自分が頼むときも、締め切りをちゃんと言わなかったりしてね。

 

そんな時は、「自分の伝え方★も★、わるかったんだなー」の気持ちが、心の片隅にでもあれば、対応が変わるんだろうけど…。

もっと上から、理不尽に怒られたりするとね…。ナカナカ、ナカナカ…。

 

例えば4、

子どもの小遣いとか。

 

イツモ、ダシオシミ…。

 

遠征費とか、お昼ご飯代とか、絶対いるものなのにね…(>_<)。

 

読めば読むほど、小さい人間だと思い知らされました。ハイ・・・。

 

 

『君子豹変す。』

コレバッカリ…。

 

 

ではまた、明日~。今日もがんばりませう🍀🍀🍀。

 ※出展:岩波書店 「論語」 訳注者:金谷治

 

論語 (ワイド版岩波文庫)

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論語#19<難しい。話すタイミング…>

おはようございます。keroyonです。
とうとう論語約400ページ、読み終わりました。感慨深いです。
今は、論語の余韻を、(復習しながら)味わってます。

 

今日は、「巻第八 衛霊公第十五の8」から。

 

「子の曰わく、与(とも)に言うべくしてこれを言わざれば、人を失う。与に言うべからざるしてこれを言えば、言を失う。知者は人を失わず、亦(ま)た 言を失わず。」

 

「先生がいわれた、

『話しあうべきなのに話しあわないと、あいての人をとりにがす。
話しあうべきでないのに話しあうと、ことばをむだにする。
智の人は人をとりにがすこともなければ、またことばをむだにすることもない。』」

 

話すタイミングの判断って、難しくないです?
keroyonは、空気が読めないことが多いので、本当にいつも悩みます。
さすがに、不惑の40を超え(こわいものも少なくなり!?)、結構話せるようになったのですが、今度は「ことばをむだにしないよう」に心掛けないと…ね。

 

これって、
…カッテナ、オクソクデスガ…

 

相手のタイミングを推し計るってことかな?と思いました。
早い時期に相談しても、相手の時間を無駄にしてしまうし、
遅すぎたら事件になる!?
適切なタイミングで、相談できたら、お互いにハッピーなんだろうなーと思いつつ、結局、悩んじゃうんだよね…

 

ま、

  • あやまてば、すなわち改むるにはばかることなかれ。
  • 君子豹変す。

で、アチャーとおもっても、次に向かってがんばりますっ。

 

ではまた明日~。よい一日を~🍀

 

 

 ※出展:岩波書店 「論語」 訳注者:金谷治

 

論語 (ワイド版岩波文庫)

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論語#18<理不尽な上司!?と部下の行動>

おはようございます。keroyonです。
昨日読んだところは、孔子さまが謀反を起こしたひつ肸(ひつきつ)に仕える話でした。

それを読み、横暴な王に仕えた3人の話を思い出しました。

 

それがこちら。
「論語 巻第九 微子第十八の1」から。

 

「微子はこれを去り、箕子(きし)はこれが奴と為り、比干(ひかん)は諫めて死す。孔子の曰わく、殷に三仁あり。」

 

「[殷王朝の末に紂王が乱暴であったので、]微子は逃げ去り、箕子は[狂人のまねをして]奴隷になり、比干は諫めて殺された。孔子はいわれた、『殷には三人の仁の人がいた。[しわざは違うけれども、みな国を憂え民を愛する至誠の人であった]』」

 

 

うーみゅ。

  1. 逃げる
  2. 奴隷になる
  3. 諌めて殺される

の3択です…。

 

逃げるのが、一番 実現可能性が高そうだなぁ。
諫めて殺されるって、逃げないで立ち向かいすごいと思いました。誰でもできることではないよ…。
奴隷になることって、今の時代では想像ができないけど、とりあえず心とは裏腹な行動をとり、身の安全を確保したってことなのかなぁ。

 

たぶん、言をやさしくして、行動を厳しくして、収めようとするんだろうけど、
論語#15<周りの理解が得られないとき> - keroyonの『続・日々精進』日記


それでも収まらない究極の状況になったときのことなんでしょうね。

 

こんな場面になったら困るけど、keroyonならどうする…?。

 

…逃げる…
逃げられなくなったら、奴隷…w

 

 

かな。

 

ちなみに、微子は紂王の腹違いの兄、箕子と比干は紂王の叔父だそうです( ゚Д゚;)。
ヒエー、殷の紂王って…。(>_<)

 

keroyonにとって、なんとなく衝撃的な一文でした。

 

今日はこの辺りで。
ではまた明日~。よい一日を!🍀

 

 

 ※出展:岩波書店 「論語」 訳注者:金谷治

 

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論語#17<孔子さまも人の子!?>

おはようございます。keroyonです。
今日は、不遜ながら、「孔子さまも人の子なのかな~」とほんわかした一文を。

 

「論語 巻第九 陽貨十七の7」です。

 

ひつ肸(ひつきつ)、招く。子往かんと欲す。…(略)…曰わく、親(みずか)ら其の身に於いて不善を為す者は、君子は入らざるなりと。(略)子の往くや、これを如何。子の曰わく、其の言有るなり。堅しと曰わざらんや、磨すれども磷(うすろ)がず。白しと曰わざらんや、涅(でつ)すれども緇(くろ)まず。吾れ豈(あ)に匏瓜(ほうか)ならんや。焉んぞ能く繋りて食われざらん。

 

ひつ肸(きつ)がお招きしたので、先生は行こうとされた。…(略)『…由(わたくし:子路)は先生からお聞きしました。われとわが身で善くないことをする者には、君子は仲間入りしないということです。(略)先生が行かれるというのは、いかがなものでしょう』先生は言われた、『曾、そういうことを言ったね。だが、『堅いといわずにおれようか、研いでも薄くならないものは。白いといわずにおれようか、黒土にまぶしても黒くならないものは。』(ということわざのように、悪いものにも染まらないことだってできる。それに)まさかわたしは苦瓜でもあるまい。ぶら下がったままでいて人に食べられもせずにおれようか。(用いてくれる人さえあれば用いられたいものだ。』

 

 

…長い…

 

「類は友をよぶ」「朱にまじわれば赤くなる」ともいいますが、こういうこともありますな。結局自分次第!?

孔子さまも、仕事に呼ばれたら、多少ストレスフルであっても、ホイホイ受け入れちゃうのかなーと思ったら、うふふっ(*´▽`*)って感じです。

 

ただ、自分とはちがう考えの人と交わるのは…

 

大変だし、できれば避けたい…

 

だけど、きちんと飛び込んで、それなりに対処される孔子さまには、keroyon的には学ぶところ★大★ですな。サスガセンセイ!

 

そういえば、飛び込んだ後の対処についても、一文があったので、近いうちにUPできればなと思いました。

 

ちなみに一昨日人に会ったのですが、いろいろ厳しい状況でしたけど、「大切なお客様」だと思ったら、いらいらっ!とそれほどならず、いい感じでしたっ♪♪

 

大事がある前に、<ブログをかく、心の言葉に触れる>っていうのは、いい薬だなぁと実感。さて、今日もがんばろう!

 

ではまた明日。ごきげんよう🍀🍀🍀

 

 

 ※出展:岩波書店 「論語」 訳注者:金谷治

 

論語 (ワイド版岩波文庫)

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論語#16<己れの欲せざる所は人に施すこと勿かれ>

こんにちは。keroyonです。
今日は超!有名な一文ですな。

「巻第六 顔淵第十二の2」から。

 

書き下し文です。

「…(略)門を出でては大賓(だいひん)を見るが如くし、民を使うには大祭に承(つか)えまつるが如くす。己れの欲せざる所は人に施すこと勿かれ。邦に在りても怨み無く、家に在りても怨み無し。…(略)」

 

金谷先生の訳は、

「…(略)…『家の外で[人にあうときに]は大切な客に会うかのようにし、人民を使うときには大切な祭りにお仕えするかのようにして[身を慎しみ]、自分の望まないことは人にはしむけないようにし[て人を思いやり]、国にいても怨まれることがなく、家にいても怨まれることがない』…(略)。」

 

 

「己れの欲せざる所は人に施すこと勿かれ」

なかなか、できないです…(>_<)。

 

横断歩道で、歩行者として横断したいのに、車が止まってくれない…。
横道や駐車場から出たいのに、信号で詰まってなかなか出られない…。

こんなことに自分がなったら、嫌だから、「なるべく、止まってあげよう、譲ってあげよう」とは思うのですが…(*_*;。

 

逆に、強引な割り込みをされた時の、怒りに任せた運転とか…(>_<)。
自分だって、強引な割り込みしてるかもしれないよね。

 

色々考えると…

 

ふかいです。

 

 

その前の一文も、心に響きます。

『家の外で[人にあうときに]は大切な客に会うかのようにし、人民を使うときには大切な祭りにお仕えするかのようにして[身を慎しみ]』

 

人に会うときは、相手を敬い、
人を使う(お願いする)ときには、謙虚な態度で。

ていう感じ? 平坦な言い回しですが…。

 

ちょうどこれから、人に会うので、大切な客に会うかのように、してみよう。うん。



では、またあした。
むし暑い日が続きますが、ご自愛ください~🍀🍀🍀

 

 ※出展:岩波書店 「論語」 訳注者:金谷治

 

論語 (ワイド版岩波文庫)

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