おはなし会で「ないた赤おに」を演りました。
1-2年生に20分超のお話は集中してきいてもらえるのか、メンバーの懸念事項でしたが、子どもたちの努力とメンバーの力量、学校という場のおかげで、難なくクリアできた気がします。
人生のテーマ?「ないた赤おに」のお話と向き合うことができて、感謝です。
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私の「ないた赤おに」観はこちらです。
zaihamizunogotoshi.hatenablog.com
おはなし会で「やってみよう!」となって、役柄を悩んだお話はこちら。
zaihamizunogotoshi.hatenablog.com
で、地でいける「赤おに」をすることにした私。
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「鬼にうまれてきたが、よいことばかりをしてみたい。その上に人間たちの仲間になって、仲良く暮らしていきたいな」なんていう理想論者なところとか、
「きみはまたそんなことでクヨクヨしているよ」「ほらまたすぐ思案かい?」
など優柔不断なところなど、「わかるわかる」(笑)
「そんなことなら簡単さ。…ぼくがうんとこあばれよう」のあとの「冗談言うな」のせりふは、『ぼーっとして切り返しを遅くしたほうが、ボーッとした赤おにっぽいかな?』とか、
『乱暴者(青おに)を追っかけて村へ入るところは、はぁはぁしたほうがいいよな』とか、
赤おにのキャラづくりを楽しんでいました。
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本番。
少しわんぱくな男の子たちが一列目に陣取っていたので、
立て札をへし折るシーンでは、床を何度も足踏みしちゃった(笑)。
こまかな事件はいろいろあったけれど、20分しっかり聞いてもらえたのは、よかったなぁ。よみきかせグループのレパートリーに、新作が一つ追加できました。
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青おにの
「『なにか一つのめぼしいことをなしとげるには、きっとどこかで、痛い思いか、損をしなくちゃならないさ。誰かが犠牲に、身代わりになるのでなくちゃ、できないさ』
《なんとなくものがなしげな目つき》を見せて、青おには、でもあっさりといいました」のくだりを通るたび、
心が締め付けられます。
この《ものがなしげな目つき》に気づけよー!ここだよー赤おに-!!
keroyon